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【C#入門】Dictionaryに要素を追加する方法と基本操作

C#プログラミングにおいて、Dictionaryは非常に便利なデータ構造です。キーと値のペアでデータを管理できるため、多くの場面で活用されています。この記事では、C#でDictionaryに新しい要素を追加する方法と基本的な操作について、初心者の方にも分かりやすく解説します。

目次

Dictionaryとは

Dictionaryは、キーと値のペアを格納するコレクションです。各キーは一意であり、それぞれの値に素早くアクセスできる特徴があります。

Dictionaryに要素を追加する方法

C#でDictionaryに要素を追加するには、主に以下の3つの方法があります:

  1. Add メソッドを使用する方法
  2. インデックス付け(角括弧)を使用する方法
  3. TryAdd メソッドを使用する方法(C# 7.0以降)

それでは、具体的なコード例を見ながら、これらの方法を詳しく見ていきましょう。

using System;
using System.Collections.Generic;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        // Dictionaryの作成
        Dictionary<string, int> scores = new Dictionary<string, int>();

        // 1. Add メソッドを使用して要素を追加
        scores.Add("Alice", 95);
        scores.Add("Bob", 80);

        // 2. インデックス付けを使用して要素を追加
        scores["Charlie"] = 88;

        // 3. TryAdd メソッドを使用して要素を追加(C# 7.0以降)
        scores.TryAdd("David", 92);

        // Dictionaryの内容を表示
        Console.WriteLine("スコア一覧:");
        foreach (var pair in scores)
        {
            Console.WriteLine($"{pair.Key}: {pair.Value}点");
        }

        // 既存のキーに対して値を更新
        scores["Bob"] = 85;
        Console.WriteLine($"\nBobのスコアを更新: {scores["Bob"]}点");

        // キーが存在するかチェックしてから追加
        string newName = "Eve";
        if (!scores.ContainsKey(newName))
        {
            scores[newName] = 78;
            Console.WriteLine($"{newName}を追加しました。");
        }

        // TryAddの戻り値を使用して追加の成功を確認
        if (scores.TryAdd("Frank", 90))
        {
            Console.WriteLine("Frankを追加しました。");
        }
        else
        {
            Console.WriteLine("Frankは既に存在します。");
        }

        // 要素数の取得
        Console.WriteLine($"\n登録された学生数: {scores.Count}");

        // 最終的なDictionaryの内容を表示
        Console.WriteLine("\n最終的なスコア一覧:");
        foreach (var pair in scores)
        {
            Console.WriteLine($"{pair.Key}: {pair.Value}点");
        }
    }
}

このコードでは、Dictionaryへの要素追加と基本操作について以下のポイントを示しています:

  1. Add メソッドを使用した要素の追加
  2. インデックス付け(角括弧)を使用した要素の追加と更新
  3. TryAdd メソッドを使用した安全な要素の追加
  4. 既存のキーに対する値の更新
  5. ContainsKey メソッドを使用したキーの存在確認
  6. Count プロパティを使用した要素数の取得

注意点

  1. Add メソッドで既に存在するキーに対して追加しようとすると、例外が発生します。
  2. インデックス付けを使用すると、キーが存在しない場合は新しい要素が追加され、存在する場合は値が更新されます。
  3. TryAdd メソッドは、キーが存在しない場合のみ要素を追加し、操作の成功・失敗をブール値で返します。

まとめ

C#のDictionaryに要素を追加する方法と基本的な操作について解説しました。Add メソッド、インデックス付け、TryAdd メソッドなど、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。また、キーの重複に注意しながら、ContainsKey メソッドを活用することで、より安全にDictionaryを操作できます。

初心者の方々も、これらの基本を理解し実践することで、C#プログラミングのスキルを向上させることができます。実際にコードを書いて試すことで、Dictionaryの特性と使用方法をより深く理解できるでしょう。

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