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【VB.NET】List 使い方

Visual Basic .NET(VB.NET)でプログラミングを行う際、Listは非常に便利で多用されるデータ構造です。配列と似ていますが、より柔軟に要素を追加・削除できる点が特徴です。この記事では、VB.NETでListを使用する基本的な方法から応用まで、プログラミング初心者の方にも分かりやすく解説します。

目次

Listの基本

Listは、同じデータ型の要素を順序付けて格納するコレクションです。動的にサイズを変更できるため、データの管理が容易です。

VB.NETでListを使用する方法

1. Listの作成と要素の追加

まず、Listを作成し、要素を追加する基本的な方法を見てみましょう。

Imports System.Collections.Generic

Module ListBasicExample
    Sub Main()
        ' Integer型のListを作成
        Dim numbers As New List(Of Integer)()

        ' 要素を追加
        numbers.Add(10)
        numbers.Add(20)
        numbers.Add(30)

        ' 複数の要素を一度に追加
        numbers.AddRange({40, 50, 60})

        ' Listの内容を表示
        For Each num In numbers
            Console.WriteLine(num)
        Next

        Console.ReadLine()
    End Sub
End Module

2. Listの要素へのアクセスと変更

Listの要素にアクセスしたり、値を変更したりする方法を紹介します。

Imports System.Collections.Generic

Module ListAccessExample
    Sub Main()
        Dim fruits As New List(Of String) From {"りんご", "バナナ", "オレンジ"}

        ' インデックスを使って要素にアクセス
        Console.WriteLine("1番目の果物: " & fruits(0))

        ' 要素の値を変更
        fruits(1) = "メロン"

        ' Listの内容を表示
        For i As Integer = 0 To fruits.Count - 1
            Console.WriteLine($"{i + 1}番目の果物: {fruits(i)}")
        Next

        Console.ReadLine()
    End Sub
End Module

3. Listの要素の検索と削除

Listから特定の要素を検索したり、削除したりする方法を見てみましょう。

Imports System.Collections.Generic

Module ListSearchRemoveExample
    Sub Main()
        Dim numbers As New List(Of Integer) From {10, 20, 30, 40, 50, 30}

        ' 要素の検索
        Dim index As Integer = numbers.IndexOf(30)
        Console.WriteLine($"最初の30のインデックス: {index}")

        ' 条件に合う要素の検索
        Dim largeNumber As Integer = numbers.Find(Function(n) n > 40)
        Console.WriteLine($"40より大きい最初の数: {largeNumber}")

        ' 要素の削除
        numbers.Remove(30) ' 最初の30を削除
        numbers.RemoveAt(0) ' 最初の要素を削除

        ' 結果を表示
        Console.WriteLine("削除後のリスト:")
        For Each num In numbers
            Console.WriteLine(num)
        Next

        Console.ReadLine()
    End Sub
End Module

Listの便利な機能

  1. Count プロパティ:List内の要素数を取得
  2. Sort() メソッド:要素を昇順に並べ替え
  3. Reverse() メソッド:要素の順序を逆転
  4. Contains() メソッド:特定の要素が含まれているか確認

Listは、VB.NETプログラミングにおいて非常に重要なデータ構造です。これらの基本的な操作を理解し活用することで、より効率的なコードを書くことができます。例えば、ユーザー入力の管理、データベースから取得したレコードの処理、計算結果の保存など、様々な場面でListを活用できます。

VB.NETのListは柔軟性が高く、多くの便利なメソッドが用意されています。プログラムの要件に合わせて適切に使用することで、より洗練されたアプリケーションの開発が可能になります。Listの基本をマスターすれば、より複雑なデータ構造やアルゴリズムの理解にもつながり、プログラミングスキルの向上に大きく貢献するでしょう。

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