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【VB.NET】配列を宣言するには

Visual Basic .NET(VB.NET)でプログラミングを行う際、配列は欠かせない要素の一つです。配列を使うことで、同じデータ型の複数の値を効率的に管理できます。この記事では、VB.NETで配列を宣言する方法について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

目次

VB.NETでの配列宣言の基本

VB.NETでは、配列を宣言するためにDimステートメントを使用します。配列の宣言には、主に以下の3つの方法があります。

1. 固定サイズの配列を宣言する

固定サイズの配列を宣言する場合、以下のような構文を使います。

Dim 配列名(要素数 - 1) As データ型

例えば、5つの整数を格納する配列を宣言する場合:

Dim numbers(4) As Integer

この例では、numbersという名前の配列が宣言され、5つの整数値(インデックス0から4)を格納できます。

2. 初期値を指定して配列を宣言する

配列を宣言すると同時に初期値を設定することもできます。

Dim fruits() As String = {"りんご", "バナナ", "オレンジ"}

この方法では、配列のサイズは自動的に決定されます。この例では、fruits配列は3つの要素を持つことになります。

3. 動的配列を宣言する

後でサイズを決定する動的配列を宣言することも可能です。

Dim dynamicArray() As Integer

この時点では配列のサイズは決まっていません。後でReDimステートメントを使ってサイズを指定します。

ReDim dynamicArray(9)  ' 10個の要素を持つ配列としてサイズを指定

配列宣言の実践例

以下に、これらの宣言方法を使った実践的な例を示します。

Module ArrayDeclarationExample
    Sub Main()
        ' 固定サイズの配列
        Dim scores(4) As Integer
        scores(0) = 85
        scores(1) = 90
        scores(2) = 78
        scores(3) = 88
        scores(4) = 92

        Console.WriteLine("3番目の点数: " & scores(2))

        ' 初期値を指定した配列
        Dim colors() As String = {"赤", "青", "緑", "黄", "紫"}

        For Each color As String In colors
            Console.WriteLine(color)
        Next

        ' 動的配列
        Dim dynamicNumbers() As Integer
        Dim size As Integer = 5

        ReDim dynamicNumbers(size - 1)
        For i As Integer = 0 To size - 1
            dynamicNumbers(i) = i * 10
        Next

        Console.WriteLine("動的配列の3番目の要素: " & dynamicNumbers(2))
    End Sub
End Module

この例では、固定サイズの配列、初期値を指定した配列、そして動的配列の宣言と使用方法を示しています。これらの方法を使い分けることで、様々な状況に対応できる柔軟なプログラムを作成することができます。

配列の宣言は、VB.NETプログラミングの基礎となる重要なスキルです。この記事で紹介した方法を理解し、実践することで、より効率的なコード作成が可能になります。

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