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【C#入門】Listに要素を追加する方法とAdd()メソッドの使い方

C#プログラミングにおいて、Listは非常によく使われるデータ構造の一つです。その中でも、新しい要素を追加するAdd()メソッドは最も基本的で重要な操作です。この記事では、C#でListに要素を追加する方法、特にAdd()メソッドの使い方について、初心者の方にも分かりやすく解説します。

目次

Listに要素を追加する基本: Add()メソッド

Listクラスのadd()メソッドは、リストの末尾に新しい要素を追加します。使い方はとてもシンプルで、以下のような構文になります:

リスト名.Add(追加する要素);

具体的な例を見てみましょう:

using System;
using System.Collections.Generic;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        // 整数のListを作成
        List<int> numbers = new List<int>();

        // Add()メソッドで要素を追加
        numbers.Add(10);
        numbers.Add(20);
        numbers.Add(30);

        Console.WriteLine("numbersの内容:");
        foreach (int num in numbers)
        {
            Console.WriteLine(num);
        }

        // 文字列のListを作成
        List<string> fruits = new List<string>();

        // 複数の要素を追加
        fruits.Add("りんご");
        fruits.Add("バナナ");
        fruits.Add("オレンジ");

        Console.WriteLine("\nfruitsの内容:");
        foreach (string fruit in fruits)
        {
            Console.WriteLine(fruit);
        }

        // Add()メソッドの戻り値は void
        // fruits.Add("メロン") をそのまま出力することはできない

        // リストの要素数を確認
        Console.WriteLine($"\nfruitsの要素数: {fruits.Count}");

        // 同じ値を複数回追加することも可能
        numbers.Add(20);
        numbers.Add(20);

        Console.WriteLine("\n20を追加した後のnumbers:");
        foreach (int num in numbers)
        {
            Console.WriteLine(num);
        }
    }
}

このコードでは、Add()メソッドの基本的な使い方を示しています:

  1. 整数型のListに要素を追加
  2. 文字列型のListに要素を追加
  3. 複数の要素を連続して追加
  4. Add()メソッド使用後のリストの要素数確認
  5. 同じ値を複数回追加

Add()メソッドの特徴と注意点

  1. 型安全性: Listは型指定されているため、指定した型の要素のみ追加できます。
  2. 動的サイズ: Listは配列と異なり、サイズが動的に拡張されるため、要素数の制限を気にする必要がありません。
  3. パフォーマンス: 大量の要素を追加する場合、Listの内部配列の再割り当てが発生する可能性があります。この場合、List<T>(int capacity) コンストラクタで初期容量を指定することでパフォーマンスを改善できます。
  4. 戻り値: Add()メソッドの戻り値は void です。追加した要素のインデックスは別途取得する必要があります。

Add()メソッドの活用例

Add()メソッドは、以下のようなシーンで活用できます:

  1. ユーザー入力データの蓄積
  2. ファイルから読み込んだデータの格納
  3. 動的に生成されたデータの保存

例えば、ユーザーから入力を受け取ってListに追加する簡単なプログラムを見てみましょう:

List<string> userInputs = new List<string>();

while (true)
{
    Console.Write("文字列を入力してください(終了するには'exit'と入力): ");
    string input = Console.ReadLine();

    if (input.ToLower() == "exit")
        break;

    userInputs.Add(input);
}

Console.WriteLine("\n入力された文字列:");
foreach (string item in userInputs)
{
    Console.WriteLine(item);
}

このプログラムは、ユーザーが「exit」と入力するまで、入力された文字列をListに追加し続けます。

まとめ

C#のListクラスのAdd()メソッドは、新しい要素をリストに追加するための簡単で強力なツールです。型安全性が保証され、使い方も直感的なため、初心者の方でも安心して使用できます。

Listとadd()メソッドを適切に使用することで、動的なデータ管理が可能になり、より柔軟なプログラムを作成できます。実際にコードを書いて試すことで、Add()メソッドの使い方やListの特性をより深く理解できるでしょう。

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