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【C#入門】Listの初期化方法と基本的な使い方

C#プログラミングにおいて、Listは非常によく使われるデータ構造の一つです。配列と似ていますが、サイズを動的に変更できる点が大きな特徴です。この記事では、C#でListを初期化する方法と基本的な使い方について、初心者の方にも分かりやすく解説します。

目次

Listの初期化方法

C#でListを初期化するには、主に以下の方法があります:

  1. 空のListを作成する方法
  2. 要素を指定して初期化する方法
  3. 配列やコレクションから初期化する方法

それでは、具体的なコード例を見ながら、これらの方法を詳しく見ていきましょう。

using System;
using System.Collections.Generic;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        // 1. 空のListを作成
        List<int> numbers = new List<int>();
        numbers.Add(1);
        numbers.Add(2);
        numbers.Add(3);

        Console.WriteLine("空のListから作成:");
        foreach (int num in numbers)
        {
            Console.WriteLine(num);
        }

        // 2. 要素を指定して初期化
        List<string> fruits = new List<string> { "りんご", "バナナ", "オレンジ" };

        Console.WriteLine("\n要素を指定して初期化:");
        foreach (string fruit in fruits)
        {
            Console.WriteLine(fruit);
        }

        // 3. 配列から初期化
        string[] colorArray = { "赤", "青", "緑" };
        List<string> colors = new List<string>(colorArray);

        Console.WriteLine("\n配列から初期化:");
        foreach (string color in colors)
        {
            Console.WriteLine(color);
        }

        // Listの容量を指定して初期化
        List<double> scores = new List<double>(5);
        scores.Add(85.5);
        scores.Add(92.3);
        scores.Add(78.9);

        Console.WriteLine($"\n容量を指定して初期化 (現在の要素数: {scores.Count}, 容量: {scores.Capacity})");
        foreach (double score in scores)
        {
            Console.WriteLine(score);
        }

        // Listの基本的な操作
        fruits.Add("ぶどう");  // 要素の追加
        fruits.Remove("バナナ");  // 要素の削除
        fruits.Insert(1, "いちご");  // 指定位置に要素を挿入

        Console.WriteLine("\n操作後のfruits:");
        foreach (string fruit in fruits)
        {
            Console.WriteLine(fruit);
        }

        // Listの検索
        int index = fruits.IndexOf("オレンジ");
        Console.WriteLine($"\n'オレンジ'のインデックス: {index}");
    }
}

このコードでは、Listの初期化と基本的な操作について以下のポイントを示しています:

  1. 空のListを作成し、要素を追加する方法
  2. 初期化時に要素を指定する方法
  3. 既存の配列からListを作成する方法
  4. 初期容量を指定してListを作成する方法
  5. 要素の追加、削除、挿入などの基本的な操作
  6. Listの要素検索

Listの特徴と注意点

  1. 動的サイズ:要素の追加や削除に応じてサイズが自動的に調整されます。
  2. 型安全性:ジェネリックを使用しているため、特定の型のみを格納できます。
  3. インデックスアクセス:配列と同様に、インデックスを使用して要素にアクセスできます。
  4. パフォーマンス:大量のデータを扱う場合、適切な初期容量を設定することでパフォーマンスが向上します。

Listの活用シーン

  • データの動的な管理が必要な場合
  • 要素の追加や削除が頻繁に行われる場合
  • 順序付きのデータを扱う場合
  • 配列よりも柔軟な操作が必要な場合

まとめ

C#のListの初期化方法と基本的な使い方について解説しました。Listは非常に柔軟で使いやすいデータ構造であり、多くのプログラミングシーンで活用できます。初期化方法を適切に選択し、基本的な操作を理解することで、効率的なプログラムを作成できます。

初心者の方々も、これらの基本を理解し実践することで、C#プログラミングのスキルを向上させることができます。実際にコードを書いて試すことで、Listの特性と使用方法をより深く理解できるでしょう。

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